Lesson1:気配と得点で本命を仕留める

まず例題を見てみよう

以下のレースは2014年8月23日に尼崎で実際に開催されたレースの出走表である
この出走表からまずは的中を前提とした買い目を考えてもらいたい。

競艇に詳しいあなたなら、展示タイムやモーターの調子を見ないとわからない、と応えるかもしれないが、
まずはこの出走表から予想を組み立ててみてもらいたい

あなたなら、この番組からどのような舟券戦略を考えるだろうか?


さて、予想はできただろうか

選手の特徴や、競艇を知っている人であれば1-2, 1-4, 又は2-1, 4-1
辺りを本命とした舟券を組み立てたのではないだろうか

もちろん、その買い目は正しい。誰がみても、1,2,4の3艇を軸に組み立てるに違いない
実際にこの時のオッズも、ほとんどが1-2で売れ、次に1-4という具合であった

ここで、本サイトのレース分析結果を見てもらいたい


結果から言えば、このレースの答えは2連単で1-3520円
3連単では1-3-64,620円というそこそこの配当であった

この配当をわずか8点や12点ぐらいで当てることができたとしたら、おいしい番組ではないだろうか?
当サイトの「レース分析」を正しく使うことで、このぐらいの配当であればバンバン当てることができるのである

では、どのようにしてこのような中配当を手にすることができるか、順を追って見てみよう

データは客観的に「事実」のみを示す

まずは、何も考えずに最後の「総合評価」の項目を見て頂きたい。
この項目を見ると、1号艇から順に、評価点数が26, 21.9, 17.8, 19.1, ...と続いている
この値が、選手、コース、成績など、様々なデータを総合して得られた総合得点である

この得点をみると、1号艇は確かに強く、続いて、2, 4号艇が強いが、3号艇も侮れない数字を持っている
この点数を見るだけでも、1-3の目があることが分かり、
抑えとして買っておけば大敗は避けられるだろう

もう少し3枠選手のデータを細かくみてみよう

データが読めれば一定以上は確実に「勝てる」

少し上の方をみてみると、「節間気配」という項目では二重丸がついており、
2, 4コースの選手に引けをとらない点数を持っている

さらに、スタートの項目を見てみても、平均スタートタイミング2.4番目、スタートタイム0.14、安定度0.06と
非常に安定して、トップスタートを切っていることが分かる。スタートで後手を踏んでしまうことはなさそうだ
また、3コースにおける勝率を見てみても、過去27走中33%が2着という成績
1着を取る可能性は少ないが、2着に残る可能性は非常に高いのである

このことから総合しても、この舟券戦略には、1-2, 1-4の他にも1-3は外せない券であることが見えてくる
パッと出走表を見ただけでは、A1, A2選手がいる中で、幾ら3コースといえども1-3は買いにくい目ではあるが
より詳しいデータがあれば、自ずとその可能性が見えてくるのである

実際に、4コースの選手のスタートタイミングを見てみると、今節はスタート順位4.6番目、スタートタイム0.20とかなり不安定だ
このようにみてみると、スタートで後手を踏む可能性のある4枠より3枠を優先して買ってみよう、という判断もできてくる

レース分析を細かく行うことで、このレースにおける本線は一般的には1-2, 1-4であろうが、実は1-2, 1-3ではないか、と見えてきた
これは、誰しもが過去のデータから分析できることであるが、細かいデータ分析をすることができないため、見落としがちな穴目なのである
こういった穴目を、データ分析から読み取り、中配当を手にしてもらいたい

このレースの場合には、後ろ2艇の「総合評価」が低いので、前4艇で決まると判断し、上記の考察と踏まえて

を本線として、押さえを
と買うのが正しい戦略だろう

しかし、押さえと言ってもこの配当なので本線の4点に3,000円ずつ、押さえの4点に1,000円ずつだとしても

投資額:3,000 * 4 + 1,000 * 4 = 16,000円
払戻額:1,000 * 46.2 = 46,200円
にもなるのである

2連単で1-2, 1-3に5,000円ずつ勝負してもx5.2倍となれば、2.6万円の払戻となりかなり良い収益だ

このように、出走表やその他の専門誌からは得られないデータを手にすることで、 中配当を手にすることができるのである

買い目もたったの8点なので、もし均等に2,000円ずつ買っていれば、払戻は91,400円にもなる

今夜は美味しいご飯が食べられること間違えない